チェコ国民吹奏楽団は、この秋、2回のコンサートを通じて聴衆にその魅力を披露しました。
10月12日、パルドゥビツェのにあるスークホールで演奏を行い、オーストリアからのゲストと共演しました。プラハで開催された国際コンクールで一昨年優勝したスワロフスキー・ムジーク・ヴァッテンス吹奏楽団が招待を受け、プログラムの前半で演奏を行いました。同団体は、指揮者シュテファン・ケールの指揮の下、スワロフスキー社のレジデントオーケストラとして素晴らしい演奏を披露しました。フィリップ・スパーク、ホアキン・ロドリーゴ、アルフレッド・リードの作品が演奏されました。プログラムの後半では、チェコ国民吹奏楽団が首席指揮者ヴァーツラフ・ブラフネクの指揮の下で登場しました。夜のハイライトは、トランペット奏者ジリ・フーデクによるヴィンチェンツォ・ベッリーニの「オーボエ協奏曲」の演奏でした。
チェコ国民吹奏楽団のもう一つの秋の公演は、パルドゥビツェで初開催されたスウィングフェスティバルの一環として行われました。同団体はフェスティバルの最終夜のガラコンサートを担当し、再び首席指揮者の指揮の下で、このフェスティバルのために特別に準備されたプログラムを演奏しました。ジョージ・ガーシュウィン、フランク・シナトラ、グレン・ミラーの作品が披露されました。この夜のソリストはクラリネット奏者兼サクソフォン奏者のフェリックス・スロヴァーチェク・ジュニアで、アーティ・ショウの「クラリネット協奏曲」を演奏し、アンコールではソプラノサックスでワルディル・デ・アゼヴェードの「アモラドール」を見事に演奏しました。
チェコ国民吹奏楽団は今年の公演を締めくくりましたが、すでに2025年2月15日にベロウンの文化会館「プルゼンカ」で開催される「タリッホ・ベロウン」フェスティバルでのコンサートに皆様をお招きしています。